ALCパネルは、国土交通省より認定を受けた法定不燃材料であり、耐火構造の認定も取得しています。また、無機質の原料により生産されるため、有毒なガスや煙を出すこともありませんので、火災に強い安全な建築物をつくります。
ALCパネルは無機質原料で製造されており、クロルピリホスやホルムアルデヒドをまったく含んでいないため、シックハウス対策に関わる規制を定めた改正建築基準法(平成15年7月1日施行)の告示対象外となっています。また、アスベストをはじめ、トルエン、キシレンなどの揮発性有機化合物(VOC)も一切含んでいないため、健康で安全な空間をつくることができます。
ALCパネルは内部に無数の細かい気泡を含みますので、断熱性能に優れ、普通コンクリートの約10倍の性能を持っています。このことは、空調を必要とする建築物のランニングコストを低減し、結露の防止など居住性の向上に貢献します。
ALCパネルは、軽量のわりには音を伝えにくい性質をもっています。パネル単体でもD-30性能を実現しています。これは防音サッシ以上の遮音性です。
ALCパネルは、普通コンクリートの約1/4の軽さです。このため、建築物の軽量化が図れ基礎や躯体のコストダウンが可能となります。超高層建築や長大建築、軟弱地盤の建築物に多く採用されている所以です。
ALCパネルはJIS工場で生産されるプレキャストパネルですので優れた寸法精度と安定した品質を備えています。加えて、その軽量性により、鉄筋コンクリートの建築物と比較して基礎工事から完成までの大幅な工期短縮が可能です。また、商店街のように隣接建物との境界が狭い場合でも適切な防水・止水処理をすれば敷地いっぱいに建てることができます。
ALC外壁パネルの取付けは、ロッキング構法を用いて行います。ロッキング構法は、地震時に躯体(鉄骨)が変形してもパネルが回転(ロッキング)することで変形の影響を最低限にとどめることが可能な構法です。
ALCパネルは、外壁、間仕切壁、床、屋根の各部位に使用することができます。パネル内部に配置する補強鉄筋を部位に応じて変更することで、使用上十分な強度を発揮します。
新築現場で発生するALCパネルの端材は、生産工場でALC原料として再利用することができます。ALCパネルメーカー各社は、環境省より産業廃棄物の広域処理に係る認定(広域認定)を取得して、再生処理を行っています。また、セメント原料などにも再利用できることが確認されており、解体時に排出されるALC廃材の有力なリサイクル方法として調査を行っています。
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